《十二か月推事記》

フジコです。推しのことについて。

「このお客さん決めたら、デートしてください」

 

取引先の人と電話したときに言われた言葉が、ずっと頭の中をぐるぐるしています。

 

相手は30代半ばで、私が今の会社に入って割と間もない頃からお世話になっている取引先の営業マン。背は高めで肉付きが割と良く、身長153cmの私からしたら所謂"図体がでかい"部類。胸ポケットにタバコを入れてたので間違いなく喫煙者。まあ不動産業界の男はだいたいスモーカー(ど偏見)(でも事実)。

 

デートに誘われたのなんて初めてだし、この日はとんでもない寝不足で、あまりにも突然言われたことに対して何も考えられず、それまでの話の流れで「はい」と答えてしまった。

「ほんとですか?!」と言われて、笑いながら「すみません寝不足で…」と返してしまったのは、もし本気だったら申し訳なかったなと、ここ数日はそのことを考えていました。

前会ったときに、「この後、コーヒーでもどうですか?」と誘われて、コーヒーに加えケーキまでご馳走になった日を思い出すと、とても冗談で言ってるとは思えなくて。

でも不思議と、全然嫌ではないんです。

 

16歳上の既婚者へのどうやっても叶わない恋に固執するより、7,8歳上の未婚者からのちょっとしたアプローチに応えてみる方が、これからの自分にとっていいような気がしてる。だってもう私27歳になっちゃうんですよ。れっきとしたアラサーです。

 

仕事の電話用件ついでで「あの時の、本気ですか」って聞いてみたら、「世間話させてもらえるぐらいでいいんですよ」と言われたけど、本当に決まったらどうなるんでしょう。いや純粋に自分の営業成績は欲しいけど。

 

よくよく考えてみたら、「このお客さん決めたらデートして」って、高校生の青春漫画とかでよくある「シュート決めたら付き合って!」とか「ホームラン打ったら付き合って!」と言ってること全く変わらないじゃん。男子の心理ってやつなんですか?